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	沖縄近辺に分布する月桃は数種類あります。 沖縄本島から台湾にかけて広く分布している月桃が いわゆる月桃で学名がAlpinia zerumbet var.zerumbet 沖縄県の大東島及び小笠原諸島、伊豆諸島八丈島に分布する タイリン月桃（ハナソウカ）で学名は Alpinia zerumbet var.excelsa 台湾北部に分布する烏来月桃（ウライ月桃）で学名は Alpinia uraiensis があります。烏来月桃はタイリン月桃ともいわれていたので呼称が混乱しています。） また、台湾東南沖、フィリピン北東沖の離島に分布する Alpinia glabrescens　（アツバゲットウ）があります。 月桃を含むショウガ科の分類学については船越英伸氏が研究活動を進め、遺伝子レベルの調査の結果によると月桃は同一の祖先が広まって現在に至っていることまで解明されています。 月桃の近縁種まで考えると クマタケラン、アオノクマタケランなど、さらに数種類が沖縄を含む琉球弧に分布しています。